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 雨。酒がなくなったので久しぶりに外出する。ウィルキンソンジンジャーエールとニッカのウィスキー、それと常備薬が切れていたのでバファリンとガスター10と錠剤のエスタック。会計を済ませて外に出てみると、雨が酷い。買い物袋を持ったまま呆然としていたが、止みそうになかったので急いで帰る。


 びしょぬれで帰宅。ゼットン人形が、やれやれ、といった目でわたしを見た。やるせない。ウィスキーを冷蔵庫に入れようと買い物袋を漁っていると、驚いたことに人形がひとつ入っていた。どこで入り込んだのか検討がつかない。


 人形はペギラだった。ところどころ着色が剥げて肌色の、キバの怖い怪獣。たしか冷凍光線をはくことができる。


 はじめまして、とおずおずとわたしが言った。ペギラはもじもじとしていた。恐ろしい風貌に似合わず、以外に恥ずかしがりやなのかもしれない。ゼットン人形が、やれやれ、と今度は口に出していった。どこかうれしそうなのを隠しているのがなんとなく判った。


* * *


 ペギラは工作が好きなようだ。この間、紙飛行機の作り方を教えると何機も何機も楽しそうに作っていた。いろいろ教えていたが、わたしもそう工作が好きなわけではないので、教えようがなくなってきた。


 ペギラはこの間からダンボール箱を使って「おうち」を作っている。はじめわたしもゼットン人形も、ペギラが何を作るのか判らなくて、何を作っているのか聞いたものだった。しかしペギラはただ恥ずかしそうにして、何も言わない。自分の作るものに対して誰かが関心を抱くということに恥ずかしさを感じていたのかもしれない。折を見て何度か聞くと、ペギラは小さな声で一言「おうち」と言った。ゼットン人形とわたしは、それの完成をとても楽しみに思った。


 ペギラの作る「おうち」は立派なものだった。中に入れる家具を折り紙で、さらに壁にかける絵も作っている。わたしが一日中つけっぱなしにしているラジオから流れるラジオ体操で早起きの癖がつき、7月に入ってから6時半にひとりでおき、机で一人楽しそうに工作をしている。
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【2006/07/10 15:35 】 | 平四郎的日常録 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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