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四百文字作文『風呂』
 私が風呂に入っていますと、突然ごぽごぽと音を立てて、排水溝から赤茶色の汚い水が流れ出してきました。湯船に浸かったまま流れ出てくる水を凝っと見ていると、綺麗に砥いである指の爪、長い髪、ふやけた肉の塊やらが混じっています。水はもう、いつまでも流れてくるようです。やがて湯桶や石鹸と一緒に、色々なものがぷかぷかとタイルに浮きました。
 ふと水が止まりました。何かが詰まっているようです。私は湯船から上がり、排水溝の金属の蓋を外してみます。すると、奥に人間の頭部のようなものが見えました。私は中に手をこじ入れて、取り出しました。やはり人間の、それも女性の頭部のようでした。どこかでこの顔は、と思いましたら、それは小学校の頃の担任でした。「先生、おひさしぶりです。こんなところで会うなんて、奇遇ですね」私は先生にくっついている汚れを丁寧に手の平で拭いながら、話しかけました。「ええ、本当にひさしぶりです。○○くんは、今なにをしているんですか?」先生は目をつむったまま答えました。
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【2006/04/14 18:12 】 | 四百文字作文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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