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また叱られそうなのでこっそりと。予定調和なんわ本のなかだけなんやね。わかってんえー、そんくらい。おもいどーりにいかんのが世の中さ、ってえ、あれやね、浪花節。こんなふうにぼやくのは、わたしの自己イメージが高すぎる。傲慢過ぎる。反省すると思っておきながら、実際はしてなさすぎる。負ける戦はしたくないけど、でも若いからな、まだ。どうだろう。ただ負けたくないとだけは思う。めんどくさい気もする。上行ったり下行ったりで緩急がなくて、そういうときは参る。帰りたい。ここは怖い。
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【2006/02/27 19:45 】 | 発狂用 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
平四郎的日常 2/26
5:40
 眠いのに眠れないというのはなかなか辛い。したいゲームがあるのにできないのも辛い。読みたい本が読めないのも辛い。ただ煙草を吸いまくり、コーヒーを飲みまくり、キーボードを叩きまくるのみ。こんな生活もう嫌だ。どっかの高原の療養所でのんびり過ごしたい。美人で未亡人の管理人さんと猫と気のいい隣人と、ピクニックいったり歌ったり、お茶したりして暮らしたい。ああ、もうそんなわけのわからない夢なんてどうでもいい。とにかく寝たい。高原を吹くおだやかな風にそよぐ草のイメージが睡眠導入となり、困る。無理やりゴジラを登場させて自衛隊も登場させて、ビームが飛び交う演出、ああ、あの花壇は奥さんといっしょに頑張って作ったのに、自衛隊の戦車でめちゃめちゃに、奥さんだめだ!そっちはゴジラが!悲しい別れ、ああ、わたし、やっと主人のもとに、だめだだめだ、奥さん、まだアナタは死んだらだめだ、わたしはアナタのことがだめだ、眠い、ああ、あともう少し、だったらいいのになあ、眠い、眠い、眠いよ。
【2006/02/26 05:45 】 | 平四郎的日常録 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
平四郎的日常 2/25
12:00
 起床。今日はあったかい。布団ぜんぶはねのけていた。窓開けたら、どっかからハンバーグの焼く匂いがしてきた。


15:00
 掃除したら出てきたので、むかーしむかしやってたギャルゲーをやってみる。


い た た ま れ な い


 それは、わたしがもう現実に気づいてしまったからでしょう。結局、このゲームに出てくる主人公もおんにゃのこも、誰かに甘えたいだけ、そんでもって過度に相手を理想化してるのが判って、成就したあとどうなるかがなんとなく判る気がして居た堪れない。昔は、そんなこと思わずに、昔話みたいにめでたしめでたし、って思ってた。


 人間関係は、幻想というか理想というか、そういうものから醒めて、相手の本性に気づいてからが大切であると思うわけで。気づいてしまったらどうするか?というのが問題。その上で、相手を許せるのか、受け入れられるのかが問題。そう、光の玉で闇の衣をはがされたみたくなるわけで、ぐわーああああやーらーれーたー
【2006/02/25 16:05 】 | 平四郎的日常録 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
平四郎的日常 2/24
00:10
 だれる。最近忙しかった反動か。ゲームとか久しぶりにしようかな、と思ったけど、PS2の電源入れるのも面倒くさい。本を読むのも、お酒も、電子ピアノも、勉強なんかはもちろんしたくない。つまり、いつもわたしのしていることがしたくないということで、言ってみれば何もしたくない。イスに座って、ぼーっと電灯を見て、なんだか和む。ゼットン人形といっしょに和む。静か。


19:40
 元気になる。3時間くらい寝て、あとはバイトと勉強という日々を今年は送るハメになりそう。日商簿記受けようかな。


22:00
 うへへ、院生の皆さんと連絡しあいっこ。なんかいいなあ、アカデミックだなあ。頑張って調査集計したいな。


 じんせーは辛いものだけれど、だれかと繋がってれば、それほどでもないのかもしれない。誰かを誇りに思い、誰かに誇りに思われるのは、相当嬉しい。最近、あんまり、お酒飲まなくなってきたの。辛いときは薬がある。死ぬ為でなく、生きる為に、いろいろなことをうまく活用していこう、と思った。


 わたしはやっぱり生きていきたいのよ。生きて、死人の仲間入りすることはないと、そう思ったのよ。そう言ったら、ゼットン人形が拍手してくれた。健闘を祈ってくれた。


 一番ひどい、どろどろの状態だったこの三年くらいを、少しずつ脱していくのを感じる。
【2006/02/24 00:10 】 | 平四郎的日常録 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
平四郎的日常 2/23
10:00
 起床。今日はバイトの面接。場所を再確認。googleのローカルマップって滅茶苦茶便利。ゼットン人形が、ロンドンから京都市北区のイズミヤまでいっぺんに移動させて、瞬間移動!とかいって遊んでいた。やかましい。でもゼットン人形があんまり楽しそうなのでわたしもやってみたくなった。


12:00
 バイトしたいなあ思うお店はビルにあるんだけれど、なんか、えっと、他の階、ぜんぶキャバクラみたい。どうりで時給が高いわけかっ。 
 「客層は推して測るべし、そういうことか・・・大佐!」
 「ふん、所詮兵士なぞ捨て駒・・・っ!・・・死を恐れる兵士なぞ・・・いらぬっ」
 「くっ・・・しかし・・・なんだかゾクゾクしてきやがったぜ・・・」
 「ふふふ・・・貴様は根っからのエリミネーター(殺戮者)なのだ・・・そう育てられ、そう生きる・・・っ!・・・さあ、往くが良い・・・そして・・・必ず還ってこい・・・」
 「・・・へっ・・・還ってきたら一番先に大佐・・・アンタにいっぱい奢ってもらうからな・・・」
 とゼットン人形と大佐と軍曹ごっこをする。刺されたら労災もらえるよなあ…。んじゃ、そろそろいってくるよ、帰ってきたら面接の様子話すよ、とわたし。生きて帰ったらね、とクールなゼットン人形。こわいって。


20:00
 面接無事終了。無事、と思いたい。25,26日のどっちかに結果があるらしく。どーきどき。祇園は魔境だ・・・。


 あと勉強終わる。やっと終わった。あとは発表するだけ。春休みなのになあ、と五万回くらい思った。


【2006/02/23 12:09 】 | 平四郎的日常録 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
ヘッドフォンで、音量最大とかどうですか。音楽とか体系立って勉強してないので、なんでもあり、って感じ。心に浮かぶまま。「静かになると雨の音が聞こえる」と「メヌエット ト短調」はエフェクトかましつつ自演。メヌエット ト短調は、USBでなく直録なので、打鍵音がうるさい。他はmidi→mp3で変換。


やっぱりバッハが一番好き。






アンナマグダレーナのためのクラヴィーア小曲集より「メヌエット ト短調」:ほんとはもっと静かな曲なんだろうけど、キチガイが弾くとこうなる。キーボード壊す気でやりました。弾き終わった後叫びました。


静かになると雨の音が聞こえる:雨降ってないんですけど



施設での日々:思い出したくないこと



そんなに辛いならシシャモとか食べるなよ:食べるなよ



初めて教会に行った日:救われたと錯覚



躁鬱と判定されたとき:に作った曲



【2006/02/23 02:03 】 | 発狂用 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
かあいそう、わたしはフェルマーテストに合格してしまったのです。
【2006/02/23 01:18 】 | 発狂用 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
平四郎的日常 2/22
ところで、Wizadryで検索してこられる方が意外に多い。すごく嬉しいのだけど、たどり着いた結果がこのようなblogなのは相すまぬ処なのですね。


12:00
 起床。勉強。外が暖かかったので、ジャージのまま近所のスーパーへ行く。店員が綺麗な女の人だった。これはなにかの罰ゲームだ、と思いつつ、最近はまっている豆乳紅茶とキャベツを購入。つり銭をわたす店員さんに「ありがとー」と言って帰る。会釈される。これがあれか、萌えってやつなのか!ここで一句。


キャベツには秘密言っても良いですか


 えー、これはあれです。スーパーに入って、ときめいて、そして店員さんに袋に入れてもらったキャベツにですね、その、えっと、まあいいです。いいんです。こういうのは、女子高生がいって始めて様になるのであって、わたしがいっても、なんていうか、その、えっと、ああもう!謝ってるじゃないですか!どうせわたしは熟女好きですよ!ぎゃーす!


17:00
 勉強。パソコンのキー叩きすぎて指が痛い。今ってば、春休みなのになあ。せんせー ひどいぜ。ゼットン人形が「はったらけ、はたらけ、馬車馬のようにー」と歌っている。ちくせう。こいつは、19世紀イギリスの工場法に反対したブルジョアジーの生まれ変わりに違いない。そうに違いない。たすけてサン・シモン!


18:00
 おわらない、おわらないよ、勉強が。バターン死の行進なみに、あれです。ぎゃーーーー!フィリピン人が!!フィリピン人が!!!
【2006/02/22 17:52 】 | 平四郎的日常録 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
平四郎的日常 2/14
12:00
 起床。昨日、幻の至宝、バレンタインチョコを貰う。ただ、間違いなく義理なのでわたしはこの制度、って制度なのか、まあいいや制度ってことで、で、この桃色制度があまり好きではありません。甘いもの嫌いだし、というのは、沢山もらえる人のセリフであって、でもわたしはホントに甘いものが嫌いなんだよ、嘘じゃないよ、だから、寂しくなんかないのでお酒ください。愛がほしい。それはわたしの予想ではまるっこいよ、たぶん。だから掴み難いのよ、たぶん。もう。


14:00
 入試の関係で、大学の図書館が昨日までやっていなかった。で、今日から開館ということで行く。締め切られた館内の本の匂いにちょっと酔う。だいぶ外は温かくなった。


18:00
 帰りにスーパーに寄る。牛丼とビールを買う(おやじくさいセレクトです)。


 酔って寝たら、滅亡しかけた世界で、スーパーをやっている夢を見た。寂しいというか、一人きりというのは、案外楽しかった。自分の偏屈なのに少々呆れる。ロビンソン・クルーソーが急に読みたくなった。
【2006/02/14 20:50 】 | 平四郎的日常録 | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
ゼットン人形とわたし
ゼ「こんにちわ」


わ「こんばんわ」


ゼ「あわせてよ、魂の鼓動ごとあわせてよ。っていうか、なんで、そんな街歩いてて、人とぶつかりそうになって、右や左にフェイントかますような小細工するのか」


わ「無茶を言わないでください」


ゼ「そうかなあ…」


わ「うん、でも今日は、じゃあ、わたしの話でも聞いてくれませんか」


ゼ「きみはライターに喩えるとしたら、100円ライターだよね」


わ「なんで突然そんな言葉のナイフ振りかざすんですか。むちゃくちゃ傷つきましたけど、無視して話します。わたしは評判の悪いものに引かれる性質なのかもしれません。それは、わたしに審美性が致命的に備わっていない、ということもあるかもしれません。おぞましいですね。お父さん、お母さん。もうぼくは疲れました。でも、今日は、そんな素敵なダッダとマムに報告があるんです。嘘です。何もないです。でも聞いてください。」


ゼ「どっちなんだよ」


わ「コンビニには勿論いろんな人が入ってきて、いろんな人が出ていきます。あはは、出たり入ったり。ごめんなさい。で、そんな出たり入ったりする人は、各々品物を手に携え、店員の待つレジへと一路向かうのですが、わたしはこのレジに向かっていく人たちが嫌で嫌でたまらないんです。」


ゼ「ああ、もう。」


わ「分かっています。コンビニのお客さんを嫌がるなんてことは、メガネ屋がメガネを、文房具やが消しゴムと鉛筆を、床屋がハサミを、消防隊員がホースを嫌がることと同じだってことは。でも、嫌なんです。人間なんて大嫌いです。でもわたしを好きでいてくれる人は絶無です。」


ゼ「悲しいな」


わ「悲しいです」


ゼ「で、何が言いたかったのかな」


わ「ぱんだー!」


ゼ「布団がどこにも見当たらない!」


わ「それは困った」


ゼ「だよね」


わ「ところで、ゼットンさんがモーニング娘。の一番小さい人という噂を聞いたんですが」


ゼ「きみは四捨五入したら、友達0人だ」


わ「だから、なんでそんな言葉のトマホークをぶっぱなすんですか」
【2006/02/13 15:23 】 | 発狂用 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
人間は真理を発見するのではない。
人間は真理を創造するのだ。
(サン=テグジュペリ)


 真理というのは、人間は可謬性を持つから、常に仮定でしかない(ディダクション(*1)は、二つの前提の中に結論が全て含まれているからなにも新しいものを生まないし、インダクションとアブダクションなどの推論(*2)は、前提に含まれないことを結論づけるものであるから、誤謬はつねに付きまとう。人間には、「実在」(*3)を直感的に感知する能力は存在しない。疑念に基づき、仮定を検証し、信念に至るという、「探求」のプロセスを通じなければ、「実在」を直感することはできない。しかしここで重要なのは、その「実在」もいつか覆るかもしれない-必ず覆るとはいえない、それは信仰に属してしまうから-ということ)大切なのは、信じる意志と対話する勇気なのだと思う。

 すなわち、全ての命題は、常に、能動的であれ受動的であれ、人間の未来の実際的な経験(例えば、水が0℃以下で氷る、というような客観的観測による事実)における、ある特殊な結果(例えば、水が氷るのは精霊の力などというときの、「精霊の力」という概念の実際的な結果は、水が0℃以下で氷るという経験ではなく、その「精霊の力」という命題を信じることから来る、能動的であれ、受動的であれ、未来の特殊な経験)に帰着することができる。重要なのは、その経験が能動的でなければならぬという事実にあるよりも、その経験が特殊でならなければならないという事実である。


 つまり我々は、仮定を通さずには「実在」には至れない為、「真理を創造」し続ける。



*1
ディダクション
1.白いボールのみが入っている箱がある。
2.この箱から、いくつかのボールを取る。
3.取り出したボールはすべて白い。

3の結論は、1、2の前提にすべて含まれることである。これは、あるものが「こうでなければならない」ことを証明する。


*2
インダクション
1.これらのボールはすべてこの箱の中から取り出したものである。
2.これらのボールはすべて白い。
3.この箱の中のボールはすべて白い。


アブダクション
1.これらのボールはすべて白い。
2.この箱のボールはすべて白い。
3.これらのボールはすべてこの箱の中のボールである。


ディダクションに対して、インダクション、アブダクションは、前提に含まれていないことを結論づけている。インダクションは、あるものが現に「こうである」ことを示し、アブダクションは、あるものが「こうであるかもしれない」ことを暗示する。



*3
たとえば物理法則。それは直感で導き出されたとしても、疑念-信念にいたる「探求」というプロセスを通じなければ人間にはわからない。ただ、例外はあるのではないかな、とも思う。例えば、数学者のラマヌジャン。
【2006/02/13 12:18 】 | 発狂用 | コメント(3) | トラックバック(0) | page top↑
平四郎的日常 2/13
8:00
 起床。よい。これでよい。気持ちのいい朝、とか思ったら、久しぶりに、腹が立った。ゼットン人形と憤慨しあう。


 島唄という歌は好きだけど、それをflashでナショナリズムにもってかれるとすごく変な気がする。というか、腹が立つ。こういうのがネット右翼ってやつかなあ。国に尽くすとかいう、くだらない自己犠牲のフィルターで感動するとは、お安い涙、お涙ちょーだい。歌にもあるじゃないですか、「届けておくれ、わたしの愛を」って。そういうことが言いたいんでないかな。あくまで届けたいのは「わたし」の愛であって、愛国心なんぞでは、絶対ないと思って、だからわたしはこの歌が好きなの。


 別に反戦がどうこう言うわけではない。ただ自分以外の誰かになにかをするということは、結局自分の為に何かするのと一緒だとわたしは思っている。いちばん癇に障るのは、国のため、社会のため、人のためっていう言葉の裏の欺瞞さも判らないで行動するようなところ。それとも、自分が本当に、自分以外の誰かの為に、100%行動できるとでも思っているのかしらん。わたしは、自分の為にボランティアする人は認めるけど、人の為にとかいって、本当は自分の為に、「人に奉仕する美しい自分」みたいに自慰的なボランティアする人は認めない。そしてわたしは、右翼は(サヨクも)そういう自慰が好きな人たちなのだと思っている。


 って、わたしは何を書いているのだろう。なんというか、こういう自分的な「善/悪」で物事を両断するような口調はあれだな。でもわたしは、右翼からは左翼といわれ、左翼からは右翼といわれ、中道からは過激といわれていたい。


 ノンポリのくせに、とゼットン人形が笑っている。てやんでえ、わたしにだって思想はある。わたしと、わたしが好きな人たちに範囲が及ぶくらいの、狭い範囲だけれども。


12:00
人はどうして瞬きをすると思いますか?

時には人の過ちに目をつぶってやるためです.

 「世紀末の詩」




私は空を見上げた.人々を見た.

そして子どものころ信じていたこと.

他人の人生を遮る権利は,誰も持っていない,を思い出した.

「自爆テロを思いとどまった20歳のパレスチナ女性」




いろいろな事情があって入ったと思うけど,クセになるから

生き方としてよした方がいいぞ.

これで(80万で),何日かはいいモノでも食えるだろう.

だけど,人のモノはもう食うな.これを最後にしろ.

きちっとして,一生懸命働けよ.

「マラソン小出監督(80万盗んだ泥棒に対して)」




あなたのネコがもう少し大きかったら,

あなたはネコに喰い殺されているはずです.

「毒舌精神科医の愛の言葉」オズワルド・T・プラット&スコット・ディッカーズ



 こういうふうに生きたい。
【2006/02/13 08:23 】 | 平四郎的日常録 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
平四郎的日常 2/12
10:00
 起床。トリノオリンピック見ていたので、まだめちゃくちゃ眠し。というわけで、なんの躊躇もなく二度寝。原田選手がジャンプ失格になってた。ジャンプって、身体的条件とかで飛距離が変わってくるので、本当に公正なのってできないのでないかなあとゼットン人形と議論をする。でも空をかっとんでく姿を見るのは、点数とか関係なしに気持ちのよいものだよねということで話は落ち着き、参加することに意義があり、人生もまた同じ、と訳のわからないことを言いながらゼットン人形はぴょんぴょん飛び跳ねている。


17:00
 起床。お金が底をつく。あと一万円で生活していかなければいけない。ゼットン人形がわたしのサイフを振るとからからと寂しい音がする。余計なことをするなとチョップする。


 あと、お酒もなくなった。悩んだけれど、買わないことにした。最近、だめだなあー、と思ったので。そんなわたしの思いに気づいてか、察しのいいゼットン人形がコーヒーを淹れてくれる。うん、そうだな。コーヒーでいいよね、しばらくは。眠れなかったら、また曲でも弾こう、と言った。ゼットン人形は、眠れるまでいっしょに歌っていよう、と言ってくれた。そんなことを言われたら、わたしは何にも言えなくって、とても困った。今日はあったかい。良い天気。赤い顔してないわたしの久しぶりに正気に戻ったような一日。


18:00
 お酒が飲みたくてぶるぶるする。辛い。でももうちょっと我慢しよう。


19:00
 峠を越えたよう。少し安定。なんか喉が乾くような粘つくような変な感じで、とても困った。何年も酒なしで過ごしてないように思う、と言ったら、ゼットン人形がまたコーヒーを淹れてくれた。


 直接の契機は、やっぱり、あのホテルでの身体の振るえだった。こりゃ、ほんとにまずいな、と思って、少しお酒から遠ざかろうと思った。飲むには色々な理由があるが、つまりはわたしには勇気がないということに尽きるように思う。いつの間にか、色々なことの代わりをお酒に求めていたように思う。それに気づけたなら、もうわたしがするべきことは決まっているのかもしれない。長い間、不明に過ごしたということで、それについて罪悪感や焦燥感やらは沸くけれど、それもまあ、ひとつの有様なのかもしれない。
【2006/02/12 17:16 】 | 平四郎的日常録 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
平四郎的日常 2/11
兵庫県から帰ってくる。ホテルでお酒が飲めなくて、なんか身体が震えて眠れなかった。わひー これってば。調査はめんどうくさかった。でも勉強にはなった。


あとそろそろFLASHつくろう。


* * *


13:00
 起床。しらないとーこにいきたいなー ひとりあるいてー おおきなこかげでー あまやどりーをしーたいー かぜにゆれてー どこまでも  とか歌う。もちろんお酒を飲みましたよ。


15:00
 寝てた。起きたらお酒を飲んだ。


18:00
 寝てた。起きたらお酒を飲んだ。


20:00
 寝てた。ちょっと気持ち悪い。お酒は飲まなかった。それでも色々な風邪薬をいっぺんに飲んで寝た。頭がくらくらした。わははのは。曲を弾く。2時間くらい弾く。指がつっぱらかった。


22:00
 ゼットン人形に挨拶をする。最近、ゼットン人形が冷たい。理由はもちろん判っている。NHK総合を見てたら、ソルトレイクのときのサラ・ヒューズのフィギュアスケートプログラムがやっていた。綺麗だった。すごくすごく綺麗。しらないとーこにいきたいなー 氷がいっぱいあるところに行きたいなあ そんで震えながらあったかいお酒飲む。
【2006/02/11 21:45 】 | 平四郎的日常録 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
 ゼットン人形に、今日の不行跡を叱られる。自分を哀れんではいけない、と言うのだ。まったくそのとおり。でもぼくは酔っ払っているので、いろいろなことをだらだらしゃべった。

石頭のドイツ人は実践理性のアンチノミーとして、このようなことを言 っている。


「定立:幸福追求が道徳的善を決定付ける
 反定立:道徳的善を求めることが幸福を条件づける」


 彼は、「幸福追求が道徳的善を条件づける」という アンチノミーの定立を「道徳秩序の転倒」と名づけ、人間はこの転倒へと陥る「自然本性」を持っているのだそう。これを彼は、人間の「根本悪」と言っている。つまり、あの有名な命題において、タンスの中のユダヤ人を助けることは、 自己愛が混じった「同情や思いやりの感情」から来ているため、道徳的には悪だ、と。 恐らくそういうことじゃなかろうか。だって道徳秩序の転倒がなされるかぎり、他人から見ればどんなに「良いこと」でも、「根本的に悪」なのやから。
 だから、彼の言う意味では生きていけないのだろうな。


 プラグマティズムが、この定言命法を軽やかに無視しているんが、痛快だなあ、と思ったりする。だから、わたしは、そういうのに傾いてしまった。でも、石頭のいうことはやっぱり、実現不可能だとしても、好きなので、どうしようもない。友人は、そんな僕を怖がる。でも、好きなのでどうしようもない。どうしようもないので、どうしようもないよね。うん。僕は、自分の信じたいことしか信じないし、あなただって、きっとそうでしょ。わたしは、プラグマティズムは信じても、実在仮説までは信じない。


 ほら、また自分を哀れんだ、とゼットン人形が言った。いいじゃん、いいじゃん。だって、辛いんだもん。それになんだか夜風が冷たいの。あーもー、ちくしょうめ。てやんでえ
【2006/02/09 02:16 】 | 発狂用 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
平四郎的日常 2/8
8:00
 起床。外を見たら空が青い。そんな空の青さごときで、わたしの眠気が覚めると思ったら大間違いだ、というので、二度寝。ゼットン人形もちょっと青かった。不思議なやつ。


9:00
 ついに大地に立つ、もとい起きる。何をしようかなあとか思ったら、コンビニにいって酒買ってきた。で、飲んだ。悪酔いする。あー、もう。誰か助けてください誰か助けてください、といったら、怒りつつもゼットン人形がバファリンを出してくれた。わたしは、人間の成分で大事なものも優しさなのだと思った。半分とまでは言わないけれど。そのまま眠る。ぐにゃぐにゃする、怖い夢や嫌な夢を見た。


16:00
 本読んだり、また寝たりしながらだらだら。そして起きる。そろそろ勉強をはじめないといけない。そういえば、明日から、一泊二日で兵庫県に行きます。とある調査のお手伝い。ってことで、兵庫県民は覚悟しとけって感じです。ゼットン人形からおみやげを頼まれる。酒買ってこよう。灘って兵庫?あれ?


18:00
 勉強。ねむい。英語勉強しないとなあ…とため息をつく。ゼットン人形に息を吹きかけてしばらく遊ぶ。


23:00
 明日兵庫なのに、勉強終わりませぬ。辛い。帰ってきたらまたラジオ大虐殺願望Flashつくろっと。
【2006/02/08 16:46 】 | 平四郎的日常録 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
平四郎的日常 2/7
 起床。ふとんにはいったままだるだるする。だるだる。ゼットン人形がいつもうるさいと言って、目覚まし時計を止めてしまうので、いつだってわたしは遅起きなのだ。


16:00
 気が進まないけれど、勉強する。ゼットン人形は一人で何かを落書きしている。何を書いてるの、と聞いたら、ヘーゲルの絶対精神を視覚化しようと試みている、と言った。うそをつけ。


18:00
 図書館に本を借りに行く。院生用の図書館。学部生が利用するには一定の手続きが必要なので、はっきりいうと、そこまで嫌がるんならあたしゃ利用したげない、という気持ち。でもそこにしか所望の本はなし。ゼットン人形が、虎穴にいらずんば虎子を得ず、とわりとまともなことを言った。わたしはこんな性格なので、初めての場所に行くのがとても苦手。場所に限らず、初めての人、モノ、思想、とにかくハツモノが苦手。だからわたしは、こんな小学生のころから持っているゼットン人形を大切にするのだ。


20:00
 虎子を得て帰る、もとい、所望の本を無事借りてくる。しばらく夢中になってページをめくっていた。ゼットン人形がスパゲティーを茹でている。ちょっと火力が強すぎるのか、湯気が濛々と出ている。あったかいのでほっておいたら、ガス探知機が鳴った。「ぴーぴー、ガスが漏れています、ぴーぴー、ガスが漏れています」とものすごくうるさい。あわてて窓を開ける。上の部屋の人が、窓をがらりと開けた。悪いことをした。ゼットン人形は肩身が狭そうにしている。わたしにも非はあった気がしたので、なにも言わない。皿に山盛りにのったスパゲティーを前に、 母よ うどんそなえて わたくしもいただきます と山頭火の真似をした。ゼットン人形が肩をすくめた。ちょっとむかつく。


21:00
 いやな、いやな、いやなことがある。誰かを怒らせてしまったり、その末に呆れられる、見捨てられると推測して怖がったりするときなど。そういうときはお酒を飲む。もちろんお酒を飲んでも忘れられない。ただ、心が鈍くなるので、それがすごくありがたい。もっと、もっと飲みたくなる。こういう飲み方は良くないのだと、自分で知っているし、ゼットン人形も何度も言う。でも飲まずにはいられないので仕方ない。吐きそうになるまで飲んで、実際に吐いて、それでもまだ飲む。そういうとき、お酒はざらざらして吐瀉物の味がする。化学的な味がする。


 その味わいは、吐き気と同時に、便器の前で泣きたくなる気持ちを催すし、便器の奥に神様がいて、それに祈りたくなるようなばからしい気持ちを催す。そういうセンチメンタリズムが嫌いなゼットン人形は、そんなわたしの姿を見て、いつも怒る。素面で物事に立ち向うことをそろそろ覚えろ、と、そういうのだ。逃げたい、帰りたいのだけれど、そんな場所はどこにもないので、どうしようもないよ、とゼットン人形に言うと、彼はわたしをまた叱る。叱ってくれる。ゼットン人形の主張は前へ、前へと進めさせるし、お酒は、いつだってわたしを後ろへ、後ろへと後退させるので、わたしは自分の意思の弱いのに呆れる。


 でもわたしは、いつか本当に強くなりたいなあと思う。多分、その強さというのは、自分を好きでいられることなのだと思う。自分を好きでいられれば、きっと強さも弱さも関係のないところにあるのだと思う。そういうぽっかりあいた隙間に、はやく自分を埋めたい。
【2006/02/07 21:37 】 | 平四郎的日常録 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
平四郎的日常 2/6
8:00
 起床。寒い。なんで、なんでこんなにさみいのよ、と枕元のゼットン人形に聞いた。ゼットン人形はパースのプラグマティック・マクシムをもとに説明してくれた。それは結局、仮限命法だよね、と答えると、猫さわりにいってくる、と言って、どこかに行ってしまった。


10:00
 寒いのでお酒を飲む。ゼットン人形が帰ってきて、そんなわたしを呆れ顔で眺めていた。のまずにいられるものか、とくだをまいたら、飲んでしまったものはしょうがないから、それ一杯だけにしておきなさい、と言って、コップに水を汲んできてくれた。涙が出た。


15:00
 バイトに行く。出掛けに外を見ると雪だった。外は雪、雪、雪降ってるよ、とゼットン人形に助けを求めた。疑念が信念に至っただけ、とゼットン人形は言った。わたしはライターを投げつけた。


20:00
 バイトから帰ってきた。マックのてりやきバーガーとポテトの入った包装紙を右手に。じんわりと包装紙のあったかいのが嬉しかった。ゼットン人形はカントを読んでいた。ほれみたことか、という顔をしたら、慌ててキーボードの下に隠れた。マックポテト一緒に食べよ、といったら、ゼットン人形は「Es ist gut」と言って、恥かしそうにこっちに来た。影響されやすいやつ。


20:30
 そういえば、わたしは第二外国語に独逸語を取っていたんだ、といったら、ゼットン人形は、教科書を見せてくれと言った。ひっぱりだしてきて、一緒に読む。あいん、あいねす、あいねむ、あいねん。あいん、あいねす、あいねむ、あいねん。昔はこうやってよく覚えたもんだよ、とわたしが言うと、ゼットン人形はそれを歌うように唱えながら踊った。わたしはそれにあわせて、ヴィヴァルディの春を弾いてあげた。ゼットン人形はくるくるとよく回った。
【2006/02/07 00:51 】 | 平四郎的日常録 | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
このノートは、友人の精神科医が貸してくれたものだ。ある日忽然と病室から消えてしまった患者のものなのだそうだ。


* * *


 薬を飲み忘れただけで何もできなくなってしまうけど まだわたしはぜんぶを見失ったわけではない


* * *


 薬を噛み砕いて嚥下するだけで涙が流れてくる身体なので、布団にいつまでもいつまでもくるまって歌を歌ってみるが何の音も出せず体が冷たくなってしまうだけなのだけれど、廃墟の病院の手術室で目をつぶって誰かを待っていてその誰かが頭をなでてくれるのだけをずっと待っている


* * *


 姉が死ぬときの8日前にやってきた白い男が、折角持ってきた大きいスイカを皮ごとコンセントに詰まらせたのを見た叔母がゆっくりと服を脱いで蝉の羽根をむしり取りながら犬の尻尾を目に挿れているのが痛くないのと聞いた父が球のようなものを洗面器に吐き出した次の日の出来事をいつまで覚えているのか赤いアリが何度も夢にでてきて墓につれていかれて消防士に間違われる


* * *


  看護師さんに「笑ってください」と諭したら、 「ご飯ですよ」と怒られた。


* * *


 もっと罪を許す強さも持ちたい。


* * *


 嫌な夢を見た。
 知らない女が目の前に立っていた。瞼に触れると女の髪が、ぼたぼた落ちた。すると女は風船になって空に飛んでいった。


* * *


 外出許可の日で、気分が良い日は、見るもの全ては明るい予兆に満たされているような気がした。小学生がセミを採る。タオルで首の汗を拭う工事現場の青年、信号待ちで手をつないでいる親子。なにげないこの景色に、幸せを感じる。


* * * 


 二年前に死んだ姉と、庭に花壇をつくりリンゴの種を植えたことがあった。
 ある日、姉が買い物からいつまで経っても戻らなかった。すぐそばのスーパーに行くといって、昼出たのに、夕方になって、やっと姉は帰ってきた。どうしてそんなに遅くなったのだと聞くと、姉は「うん、これ」といって、齧りかけのりんごをわたしに見せた。それがどうしたのだと聞くと、姉がスーパーから帰る途中、おばあさんが重そうな買い物袋を両手に持って歩いていた。汗をかきながらゆっくりと歩くおばあさんをほっておくことが出来ず姉は思い切って声をかけた。なかば引き摺るようにしておばあさんの家まで持って行く。おばあさんは何度も何度もありがとうと言い、何かお礼をと言ったが、姉は頑なに断った。姉には、そういうところがある。何度かの押し問答のあと、おばあさんは買い物袋の中からりんごを取り出し姉に渡した。

 姉が綺麗にかじり取られたりんごの芯を見ながら言った。

「ねえ、このりんごの種、庭に埋めたらりんごの木、咲くかしら」

 二人して夕日の差す庭に出た。わたしは物置からスコップを取り出してきてさくさくと土を掘る。姉は大切そうに、りんごの芯を穴に横たえたゆっくりと土をかぶせる。わたしたちはその埋めたあとをじっと眺めていた。不意に姉が言った。

「もし咲いたら、うれしいね」

 姉は楽しそうに笑っていた。わたしは少し悪戯な気持ちになって

「咲くかな?」

 というと、姉は少し頬を膨らませた。

「わたし、毎日水をあげるわ」


 姉は毎日でも見にいったが、花はそう早くは実をつけないものだ。わたしは、そう急かしたら、咲くものだって咲かないと言って笑った。そうして咲かないうちに、姉は逝ってしまった。いまも未だ咲かない。もしかして咲かないのかも知れない。それでも種のことを、姉とともに種を植えた日のことをわたしはいつまでも忘れない。


* * *


 姉は不思議な人だった。姉はときどきだが2、3日帰らないことがある。わたしはそれをいつも宛名のない手紙で知った。いつも手紙の表にはうちの住所しか書かれていなかった。しかし筆跡でだれが送ったのかはいつも判った。
 
 手紙をひっくり返すと裏に「道端」とだけ、書いてあった。おそらくどこかをふらふら歩いてる途中、急に思い立ってわたしに手紙を書いたのだろう。そして、帰ってきたらすこしはにかみながらわたしの顔を見て、
 「手紙、届いた?」
 と聞く積もりなのだろう。

 ある日、手紙だけでなくなにかごつごつとしたものも入っていた。開けてみると、中には見事なまでに角の取れた丸く平べったい綺麗な石が入っていた。わたしはそれを掌にのせたまま姉からの手紙を読む。
 
 
  川原ですてきな石を見つけました
  へいくんにさしあげます
  いつもありがとう
 
              姉より
 
 
 わたしが、その綺麗な石を電灯に透かすと、石は綺麗に光を吸い込んで、様々な色を投げかける。その胸を悲しく甘く満たすような透明な光をわたしは随分長い間眺めていたことを思い出す。
【2006/02/07 00:23 】 | 発狂用 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
 ある日、女を買った。女は白い薄い服を着ており、夜の街から少し離れた、暗い道に一人立っていた。
「あなた、わたしを買ってくれませんか」
 と女が言ったので、私は買ったまでである。


 大学で独逸語を学んだ私は、とある貿易会社に勤めていた。その会社からの帰りで、空がなんだか青光りしているようで、雲は雨滴を溜め込んで灰色に濁り、少し肌寒い秋のことであった。恐らく女の家なのであろう。やや手狭な長屋に行き、そこで一晩女と相手をした。

 部屋は薄暗かったが、布団の上で裸のまま、うつぶせになって目を閉じている女の背中が、まるで月のように生々しく、また薄ぼんやりと白かった。

「ここに灯りはないのかい」

「ええ、燈明ならありますけど、貴方、暗いのがお嫌いなのか知ら」

「ああ、暗い部屋は、なんだか怖いよ」

 そういうと女は閉じていた目を開いて、私に云った。

「ねえ、そんなの、怖くないですわ」

「どうして」

「じゃあ、目を閉じて御覧なさい」

 わたしは、女の云われる侭に、目を閉じた。

「ね、暗いでしょ。ええ、それがこの世で一番暗いものなんですわ」

 わたしはぞっとして、目を開けると、まぢまぢと女の顔を見た。

「それは、どういうことだい」

「ふふ、なんでもないの。御免なさいね」

 それから二人して黙って身体を重ねていた。雨が降ってきたようだった。ぽつぽつと、屋根を叩く音と、雨の匂いが、小さな部屋に立ち込めるようであった。

「わたし、いままで子供を二人流したことがあるのよ」

 わたしは目を閉じた侭で、女の声と、雨の音を聞いていた。女は何でも無い口調のようでもあったし、何かを押し殺しているようにも思えた。

「それで、子供が産めないからって、追い出されたの。ええ、それで今は、こんなことをしている有様」

「ねえ、こんな日は、まるであの子達、目を瞑っていれば会える様な気がするのよ。生まれてきたら、きっと二人とも可愛かったに違いないけれども」

 雨は少し激しくなって、部屋の窓から流れ込んでくる風の音の中になんだか子供の泣き声が混じっているようにも聞こえた。

「ねえ、眼を閉じたとき、わたし、まるであちらにいるみたい。ほら、すぐそこに、あの子達が、いるみたい。ね、あなた、眼を閉じてらしてるけど、開けて見てくださいな。もしかしたら、今、あの子達が見えるかもしれませんわ。ほら、こんなに可愛い」


 わたしは女が、実はもう死んでいるのではないかと思った。そして今、目を開けてはいけないのだと、そう思った。しばらく、女は何か言っていたが、そのままわたしは眠ってしまったようだった。






 朝、起きてみると隣には女はいなかった。服を着て、部屋から出ると、前の家のおかみさんらしき人が、庭先を掃除していた。わたしを見ると、ひどくびっくりしたようだった。おかみさんが私に言った。

「あなた、なんでもなかったんですか」

 その後、おかみさんから、前、ここの部屋に住んでいた女郎の話を聞いた。悲しい話だった。思ったとおり、昨夜の女は、もう死んでしまっていたようだった。

「人の妄念はおそろしゅうございますしね」

 おかみさんは、しんみりした口調で、そう言った。
【2006/02/06 23:24 】 | 発狂用 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
 そう、埼玉県に行けば、たまちゃんは普通に道端を歩いている。握手を求めれば結構普通にしてくれるし、濡れるのがかまわないならば、抱擁することだってできる。なぜならたまちゃんは名誉埼玉県民であるからだ。わたしは、この名誉という名のもとにおいて、初めてこの斑な半現実的世界をいとしいと思った。

 それがたまちゃんの社交辞令であったとしても、それはそれでよいではないか。なぜならたまちゃんはあざらしであるからだ。あざらし、ああ、あざらし。その事実だけで、われわれは股間から尿を垂れ流し、目からは涙を垂れ流し、口からは恍惚のよだれを垂れ流し、そうしたもろもろの体液を垂れ流しては地表を埋め尽くし、そしてやっとたまちゃんは海に帰ることができるのだ!

 矛盾と矛盾を、あみだによってしか解決できないのは、たしかにわたしたちのそもそもの矛盾である。それは確率によって支配された偶然をもたらす以外に、何の効果も工夫もない。そして、たまちゃんが、たとえ既に話題にならなくなったとしても、わたしたちはなんら恃む所のないこの世界の、唯一の帰る場所としての、ゴミ箱を漁るべき、タバコを吸うべき場所としてのいくつもの書物が収められた図書館にたどり着いた。
【2006/02/06 23:19 】 | 発狂用 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
平四郎的日常 2/4
14:00
 起床。このままずっとのんべんだらりと暮らしたい。植物みたいに静かに暮らしたい。数学とピアノと読書して、お酒飲んで、猫と暮らせたら幸せ。世間のことにはあまり関わらず、少ないけれど大切な人と猫と生きて、そんで死にたい。雨ニモマケズ


18:00
 今日、京都は寒い。なので日本酒を飲む。あとウィスキーも飲む。ビールも飲む。お腹の中から寒くなくなった。こういうとき、難しい本を読むと、なんとなく理解できるような気がして楽しい。今日は、図書館から借りてきたイギリスの社会政策の本を読みふけった。


22:00
 そのまま眠ってしまった。酔いからさめたら、なんとなく判ったような気がしていた知識はなんにもなくなるから面白い。スピーナムランド法くらいしか覚えておらんよ、あたしゃ。さて、また酒飲んでピアノ弾いて、数学の本読んで寝るかな。今日も静かな良い一日だった。
【2006/02/05 00:04 】 | 平四郎的日常録 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
平四郎的日常 2/3
9:00
 起床。最近、やっとこれくらいに起きれるようになりました。えらいでしょ!抱っこして!!とか。おきぬけのコーヒーはうんまい。うますぎる。わたしの予想では、たぶん、麻薬が入っている。


13:00
 ヒマなので、スクーターで小旅行にでかけようかなあ、天気もいいし、とか思ったけど、「やっぱりめんどくさいなあ」という理由でとりやめ。虚無的な午後を過ごす。ああ。


18:00
 なんだか、今日はあったかい。春みたい、とは言えませんが、やっぱりあったかいと気持ちが良い。寒いと侘しい気持ちになってしまふよ。ところで、Flashつくりました。


ラジオ大虐殺願望一回目


ラジオ大虐殺願望二回目


 われながらわけがわからないなあ・・・。もっとこう、童話チックなやつを作りたいものです。でも絵が書けないのだなあ。あと動かすのも苦手。今後の課題かなあ。まずは文字を動かすことから始めて見ようかなあ、なゆーきゃんすとっぷ
【2006/02/03 18:00 】 | 平四郎的日常録 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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